結婚式・披露宴*ゲストはどうやって決めたらいいの?

 

会場選びのポイントにもなるゲスト。いったいどんな風に決めて行ったらよいのでしょうか?

ゲスト選びに迷った…お悩み解決策!

ゲスト人数は式場選びの際に重要になってきます。予約の際はおおまかな人数で結構ですが、人数が大幅に変更することのない程度に考えておきます。だいたい60人~90人ぐらいを招待する人が多いので、専門式場でもそのくらいのキャパシティーのバンケット(宴会場のこと)が多くあります。なので、60人以下になりそうか、100人以上になりそうかを考えながら進めていきましょう。

どんなゲストが考えられる?

まずは招待したいゲストを書き出してみます。どの関係性まで呼ぶのか、客層のメインをどうするかも、ふたりで話し合っておきます。そして、関係別でわけてから、優先順に並べると便利です。

想定されるゲストの関係性

・家族

・親戚

・職場

・友人

・恩師

親戚は3親等まで夫婦で招待するのが一般的ですが、必ず親に相談しましょう。この時点である程度人数を確定させることができます。

職場は、直属の上司や、所属している部署の管理職は呼んだほうがよいでしょう。先輩や同僚は、仕事上の関わりの深い人や、お世話になっている度合いを考えてみましょう。そして、必ず招待する人とできれば招待したい人にわけておきます。もし、社内で複雑な人間関係があるなら、先輩や同僚に相談しましょう。先に結婚した先輩がいれば、そのときの招待客が参考になります。旧職場の人は、二次会をするならそちらに来てもらってもよいですね。

友人は大学、高校、中学や社会人など、どの時代の友人を中心にするかを考えます。同じ仲良しグループ内で呼ぶ人と呼ばない人にわけると、友情にひびが入りかねないので、それぞれのグループの人数をみて決めても良いでしょう。呼びたい恩師がいる時代を友人のメインにしてもよいですね。

主賓は職場の職位の一番上の人になります。受付は同僚や友人、きょうだいに頼むのが一般的。親戚の代表のような立場になりますし、ご祝儀の取り扱いもありますので、信頼できて礼儀正しくテキパキした人がよいでしょう。ほかにも、乾杯の音頭、余興や祝辞スピーチをお願いしたい人も考えておくとよいでしょう。

 

招待したい人に参加しにくい事情がある場合も

妊娠中や、乳幼児がいるなど、呼びたい相手が出席したくとも参加しにくいケースもあります。子ども同伴でもOKにするかは、相手、親、会場担当者に相談しましょう。会場に託児所がある場合もあります。それをふまえて、それとなく電話やメールで相手がどういう意向かを確認してみましょう。子どもNGにしたけど子ども同伴を求められた、子どもを預けるなどが難しそうなどの事情があるなら、「子ども向けの施設(おむつ交換台や遊びスペース)がないから、今回は残念だけど遠慮させてもらうね。」「ぜひ来てほしいけど、かえって迷惑だと思うから、改めて会う機会をつくりましょう。」というような心遣いも必要です。

また、遠方からの参加の人は、身だしなみやご祝儀にくわえて交通費や宿泊費もかかるとなると難しい、というケースもあります。一般的なのは、主賓クラスはすべてこちらでもつ、親戚や友人は交通費か宿泊費のどちらかを負担する、という方法です。親や周りにも確認して、負担できるようであれば申し出てみましょう。ただし無理強いは禁物ですよ。

意外とデリケートな人数比

両家のバランスは、同数か新郎側が少し多いくらいがよいという傾向でしたが、最近はあまり気にしない人も増えているようです。ふたりや親が納得できればどちらかに偏っても大丈夫ですが、2割くらいの範囲におさめられるといいですね。それでも新婦側が多いということはまれなようですので、相手の親にも理由を伝えてお許しをいただきましょう。

親戚と職場の人、友人の割合も、だいたい均等にできると良いです。

例えば、キャパシティー80人の場合、単純に新郎側40人、新婦側40人とします。親戚が16人とすると、職場12人、友人12人となります。これを目安にしてください。

テーブルの数と1卓あたりの定員も考えてみます。隣の人とひじがあたるほど近づけてしまってはNG。入退場で歩く隙間があまりにも狭くなるほどテーブルを多く配置するのもNGです。予約時にバンケットの最低収容人数、最高収容人数を聞いて、テーブルの数を確認しておきましょう。併せて1卓あたりの定員も確認しておけば、席次も同時に決められますよ。

リストアップのコツは?

前述のように、最初は思いつく人から書き出して、グループわけしていき、優先順に並べます。席次も頭にいれつつ、だいたいゲストが決まってきたら、リストを作りましょう。人数が足りなくなった時に声をかけたい人まで載せておくと、人数調整の時に便利です。このリストは招待状の宛名にも使えるので、名前の漢字は間違いがないように気をつけましょう。併せて、郵便番号、住所、連絡先も載せておきます。

リストができたら、お互いに見せ合って客観的にチェックし、親にも見てもらいましょう。特に親戚のところは、ふたりではわからないところも多いと思いますので、よく確認してもらいましょう。招待もれは一番失礼なことなので、くれぐれも注意しましょう。

 

ゲストリストの例

パソコンの集計ソフトや宛名書きソフトなどを使うと、リストを簡単に作れて、管理しやすくなります。携帯端末などに保存すれば、いつでもどこでも確認できて便利です。

 

 

出欠

氏名

優先度

肩書き

住所

電話

余興・スピーチ

備考

 

永井哲

新郎先輩

 

 

 

 

 

 

若林利助部長

新郎上司

 

 

 

主賓・スピーチ

御車代

 

小林卓夫

新郎同僚

 

 

 

余興

 

 

斉藤昌樹

新郎友人

 

 

 

スピーチ

 

 

大泉真弓

新郎同僚

 

 

 

余興

 

 

駒田茂

新郎恩師

 

 

 

スピーチ

交通費・宿泊費

 

吉岡健一郎

新郎友人

 

 

 

 

 

 

佐々木亮

新郎同僚

 

 

 

 

 

(引用:大人ウエディングパーフェクトガイド/大泉書店)

 

 

参考資料:大人ウエディングパーフェクトガイド/大泉書店
ウェディングのマナーとコツ/Gakken

 

この投稿をシェアする

結婚式・披露宴*ゲストはどうやって決めたらいいの?