ウェディングドレスの基礎知識

ここでは具体的なドレスデザインを紹介します。

トップス(ウエストより上部分のこと)とシルエットの組み合わせ、素材の組み合わせによって、印象は様々、デザインは無限です。

あなたらしいドレスに出会うために


ポイントとしては、チャペル式でドレスを着る場合、後姿をゲストに見てもらうようになるので、腰にアクセントのあるデザインや、トレーン(後ろに長く引きずった裾のこと)のあるドレスが映えます。

また、披露宴では着席している時間が長いので、トップスにアクセントのあるデザインが映えます。
どこを重要視するか、どんなイメージを大切にしたいかを考えてみましょう。

 

ドレスのシルエット

 

・Aライン


アルファベットのAのように直線的に広がったスカートのタイプ。ポピュラーで誰にでも似合いやすく動きやすいです。

・ボリュームライン


ウエストからふわっと広がるボリューミーなデザイン。お姫様のようなイメージであるため、プリンセスラインとも。

・マーメイドライン


膝までタイト、膝から裾まで広がりのあるデザインのこと。人魚の尾びれのように裾がひらひらと動くので、メリハリがありエレガントです。

・エンパイアライン


胸下からストンとしたスカートのデザインのため、着心地も良く軽やかです。オーガンジー素材だとよりふわふわっとやさしいかわいらしい雰囲気になります。

・スレンダーライン


広がりがなく、全体的に縦ラインのスリムなデザイン。小さ目な会場や、ガーデンウエディングなどに合います。

・ミニドレス


足元が見えるのでおしゃれなウエディングシューズと併せると、ぐっと華やかになりますね。ドレスの膝下部分を取り外してミニ丈にできる、2ウェイタイプのデザインもありますので、早着替えや二次会などにおすすめです。膝が隠れるくらいのミディアム丈や、前がミニで後ろがロングのタイプのものもあります。

トップスの種類

 

・ビスチェ


いわゆるベアトップのこと。デコルテがすっきりしているので、アクセサリーも映えます。胸元がハートのように丸みのあるハートビスチェもあります。

肩紐がなく腰で支えるため、少し小さい号数で合わせます。動くと少し下にずれてしまいやすいので、タイミングをみて介添えさんに直してもらうと良いです。

・ワンショルダー


片方だけに飾りのついたデザイン。左右非対称でスタイリッシュな印象です。肩の飾りを取ってビスチェにもなる2ウェイタイプもあります。

・ストラップ


キャミソールのように肩紐のあるデザイン。かわいらしさとともに、ドレスのずり落ちを防ぐ役割もあります。

・オフショルダー


ボートネックに短い袖のついたようなデザイン。デコルテの露出が抑えられるので、ノーブルな雰囲気になります。鎖骨と肩幅の強調で小顔効果も。

・アメリカンスリーブ


肩と袖の部分がないデザインで、ハイネックで合わせるタイプが多いです。首の長い人に似あいやすく、胸元をカバーするのでエレガントさを演出できます。首まわりのないタンクトップのようなタイプもあります。

・パフスリーブ


短い袖が丸く膨らんだデザイン。二の腕カバーもでき、とても可憐な印象です。エンパイアラインに多く、オーガンジー素材のものが多いです。袖がシュシュのようになっており、はずしてビスチェにもなる2ウェイタイプもあります。

・ロングスリーブ


肘より長い袖のデザイン。タイトなものや、肘から袖が広がるパゴダスリーブもあります。露出が抑えられ上品な印象です。ビスチェにロングスリーブのボレロを併せてもGOOD。

生地の素材


シルクやサテンはツヤがあるので、上品さがあり、存在感もアップします。直線的な素材なので、シャープなシルエットになります。

オーガンジーは透け感があるので、重ねても重たくなりません。やわらかい優しい印象になります。

チュールはベールにも使う生地で、エアリーな軽やかさがあります。重ねるとふわふわ感はそのままでボリュームが出ます。

シフォンも透け感のあるタイプですが、しっとりしておりナチュラルな印象です。

レースは部分的に使われているか全体的に使われているか、レースの模様によっても印象が異なりますが、清楚な気品を醸し出す素材ですね。

他にもビーズやスパンコールを使った刺繍は、光が反射するのでとてもきれいですし、腰に小さい枕のようなものが入ったふくらみのあるバッスルというデザインは、腰の細さが強調されておしゃれです。

気になったデザインは試着して、顔写りなどのバランスを見て決めていきましょう。

(参考資料:ゼクシィ首都圏版2016年2月号)

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