2017.05.19 大宮

お揃いの雰囲気を大切にした、2色づかいの色彩に心奪われる結婚指輪


好きなものがお互い違うから、全く別のデザインを選ぶのではなく、違うからこそお互いに歩み寄り“ふたつでひとつ”をつくり上げる気持ちを大切にした、お二人にとって特別な結婚指輪をお仕立てしました。


これからずっと使い続ける結婚指輪だからこそ、お二人は全くのお揃いにこだわらず、お互いの好みの違いも尊重して指輪を仕立てました。


指輪を試着しながら、必ずデザインに取り入れたい一番好きなポイントについてお二人に伺いました。


「くしゃっと線で風合いをつけた、ネーヴェの質感が好き」と教えてくださる男性と、「小さい粒でリングを縁取るミルグレインが好き」とおっしゃる女性。


一番好きなポイントはお互いに違うけど、“素材を2色づかいにしたい”、“星の飾り彫りが好き”、“プラチナメインで作りたい”など、お二人の“好き”には共通点もたくさんありましたね。



男性は丸いフォルムで、内側にイエローゴールドを張り合わせたMartello uno《マルテロウーノ》をデザインのベースに選ばれました。


一番のお気に入りである、ネーヴェのテクスチャをリング表面に加えて、手仕事の温かさを感させるリングに。


指輪の幅は「しっくりくる」とおっしゃる3.0㎜でお仕立てしました。


女性は、一番好きなミルグレインを目立たせるため、Ala《アーラ》を選ばれました。


指輪の中央にキラリと輝く一番星は、男性とお揃いで留めたダイヤモンド。これからのお二人を見守ってくれそうですね。


女性の《アーラ》の細かい羽毛のような彫り模様と、男性の《ネーヴェ》の繊細なテクスチャにも、ひと工夫。“もっとお揃い感がほしい”と、2本のリングの表面加工の雰囲気をなじませたことも、大切なこだわりのひとつです。




ご納品時に手元のリングを見て、「出来ましたね!」そして「ありがとうございます」と素敵な笑顔を咲かせてくださったお二人。


「たくさんのブランドやお店はありますが、一生使い続ける結婚指輪をithさんで決めてよかったです」と、ご納品後にもメッセージをくださいました。


お二人の結婚指輪に、つくり手として携われた素敵なご縁を、心から幸せに思っています。


2色づかいのリングは、2種類の地金で制作した2本のリングが、張り合わせの工程を経て、初めて1本のリングに仕上がります。


その制作過程を、“夫婦の形と似ているな”と、お二人のとのやりとりの中で深く感じました。


お二人の明るく幸せ溢れる日々が、末永く続いていくことを祈っています。




つくり手    平島  郁美





Male:マリッジリング / Pt/K22YG(プラチナ/イエローゴールド)
Female:マリッジリング / Pt/K18PG(プラチナ/ピンクゴールド)




結婚指輪 Martello uno《マルテロウーノ》

結婚指輪 Ala《アーラ》

大宮アトリエ

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