「シンプルであること」
が、今回ご紹介するお二人が求める
ご結婚指輪の理想の形でした。
指輪の形や幅によって、着け心地が変わったり、
ダイヤモンドの留まり方によって、
お手元で輝く印象も変わります。
男性は「とにかくシンプルが良い」とご希望があり、
女性は、ithへお越しいただく以前に、様々な指輪を試着して、
少し迷われているご様子でした。
数ある形から見つけ出した“シンプルさ”
まっすぐで丸みのある形状は、
結婚指輪らしさや着け心地においても、
バランスの取れたデザインです。
また、女性リングのデザインには、
結婚の喜びを表すように、
リズミカルに留められたダイヤモンドが特徴です。
男性にとっては「幅や形状において、シンプルで理想の形」
女性にとっては「ダイヤモンドのバランスが好き」
と、それぞれの思いが重なった一組でした。
こだわった“着け心地”
女性の指輪は、着け心地を気に入ってくださった
“浅いU字の形状”にアレンジ。
“浅いU字の形状”にしたことで、
ダイヤモンドのバランスが、よりリズミカルに、
そして、すこし笑った口元のようにも見える、
特別なご結婚指輪になりましたね。
お二人らしさの詰まった幅
試作から、本番に向けてのお話の際、
「もう少し幅があった方が、手元の印象も、
着け心地もさらに良くなりそう!」
と、発見のあった女性。
元のデザイン“2.0mm”のところを、
お二人のご入籍の年が「2023年」だったことから、
“2.3mm”の幅へと変更し、本番リングが完成しました。
他からは、気づかれない部分かもしれませんが、
お二人にとっては、とても大切な数字。
ご自身のこだわりも、お二人の思い出も込められた
特別な形にたどり着きましたね。
ご納品からしばらく経ちますが、
指輪はお二人の生活に馴染んできた頃でしょうか。
輝く指輪と共に、喜びあふれる時間を過ごされていますように。
つくり手 衣笠