お二人とのご縁のきっかけはちょうど一年前。
プロポーズの指輪を仕立てに、
男性お一人で銀座アトリエにお越しくださいました。
結婚の決意を伝える大切な指輪。
ただ指輪を買うのではなく、
ちゃんと思いのこもったものを贈りたいと
ithを見つけてくださったそうです。
「あなたに」渡したい指輪
たくさんの指輪を見ながら、
どのように思いを形にしていくか
模索していきましたね。
シンプルな指輪もお相手らしいと悩まれましたが、
最終的に選んでくださったのは、
ミモザをモチーフにした《ミモーサ》でした。
女性のお誕生日の3月8日はミモザの日。
イタリアでは男性が女性に日々の感謝の気持ちを込めて
ミモザの花を贈る習慣があります。
男性がお相手に贈りたいと一番強く思った
指輪をお仕立てすることにしました。
ダイヤモンドも特別なものを
女性のお誕生日である3月8日にちなんで
《0.308ct》のダイヤモンドを留めました。
ithではダイヤモンドもお客様自身に
選んでいただくことができ、
ダイヤモンドにも思いを込めることができます。
結婚指輪
無事にご婚約された後、
今度はお二人で結婚指輪を作りに来てくださりました。
シンプルで永く着けていける指輪にしたいと
教えてくださりましたね。
選ばれたのは、お揃いの《レガート》。
お互いに手を取り合ったような優しいフォルムです。
上から婚約指輪を重ねると、
男性の思いが詰まった《ミモーサ》を
大事に大事に包み込むような、
温かい組み合わせになりました。
内側にお二人の繋がりを
内側には女性が描いた
ミモザのイラストを潜ませました。
枝の先にはお二人の誕生石を。
ミモザがつなぐお二人の絆が
素敵なペアになりましたね。
春の便りを感じる3月には、
きっとお二人のことを思い出すでしょう。
心温かなお二人を、
優しく見守ってくれるお守りとなりますように。
つくり手 長利