2024.09.08 Ginza

結婚30周年の節目に仕立てる特別な指輪

それぞれ素敵なシャツと帽子がお似合いのお二人は、

今年、ご結婚30周年を迎えられるとのこと。

 

ご結婚後早い段階で

結婚指輪を失くしてしまわれたというお二人は、

この節目に新しい指輪を仕立てるため、

銀座アトリエを訪れてくださりました。

マットの指輪を探して

ツヤツヤとした鏡面ではなく、

落ち着いた雰囲気があるマットの指輪をお探しでしたね。

ithではベーシックなマット仕上げから、

職人の手仕事を感じるマットまで

様々な種類のテクスチャがあります。

 

その中でも女性がひと目見た時から心惹かれたのが

メーゼ加工が施された《ミルグレイン》でした。

 

 

たくさんの指輪を試着していくうちに、

鏡面のシンプルな指輪や、

より手仕事感たっぷりの彫りなども候補になりました。

 

席を立って自然な状態で着けてみたり、

自然光と白熱灯の下での見え方の違いを確認してみたり。

お二人の生活の中に指輪があることを考えながら

試着をしてくださりましたね。

 

最終的に、お二人の日常に寄り添ってくれそうだと感じたのは、

やっぱり一番最初に心惹かれた《ミルグレイン》でした。

 

ふんわりと輝くマットが、

指輪を見るたびに優しい気持ちにさせてくれます。

大切なのは〈お揃いの指輪〉であること

これまで指輪やその他のジュエリーを身に着ける機会が

あまりなかったという男性。

 

慣れないジュエリー選びに戸惑いながらも、

真剣に指輪と向き合ってくださる姿が心に残っています。

 

 

最終的に男性が一番大切にされたのは

〈お揃いの指輪を着けること〉。

 

色も形も質感も一緒のデザインを選ばれ、

お二人の絆が感じられるペアになりました。

お二人を繋ぐ証

ご試着中には、女性がとても大切にされている

婚約指輪のエピソードを教えてくださったりと、

お二人とお話をした時間は、とても楽しくかけがえのないものです。

 

2ヶ月後のご納品日。

ピカピカの指輪を着けて嬉しそうに、

そしてちょっぴり気恥ずかし気に笑い合う

お二人の表情を忘れることはありません。

 

また10年、20年……ずっと先も、

ミルグレイン》がお二人の絆を結んでくれることを願っています。

 

 

つくり手 長利

 

Ginza Atelier

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