オーダーメイドにご興味を持ってアトリエを訪ねてくださったお二人。
指輪を見るのは初めてとのことでした。
男性は、実際に指輪をご試着する前に
「せっかくだからオリジナリティのある、お揃いの指輪にしたいんですが、
僕は彼女の好みに合わせようと思っています。」
と、ご自身の想いを話してくださいましたね。
今回はそんなお二人の指輪をご紹介いたします。
お二人が大事にしたいこと
さまざまなサンプルを着け比べていく中で分かったことは、
お二人とも “着け心地の良いものがいい” ということでした。
また、普段からお好みが違うというお二人。
「一緒に着ける結婚指輪だからこそ、少しでもお揃いにしたい」
というお気持ちを大切に考えていきましたね。
お二人が選ばれたのは “抱え腕” というデザイン、
シャープですっきりした形がお好みの男性は《フォルテ》
丸みのある優しい形がお好みの女性は《レガート》を選ばれました。
全く同じ形のペアにするかどうかも悩まれましたが、
「お互いの好みも込められて、お揃いに見える “抱え腕” の形が私たちらしいね！」と
お二人らしさを大切に選びましたね。
嬉しそうなお二人の表情が印象に残っています。
男性の指輪は、すっきりとプラチナで、
女性の指輪は、お手元に馴染むピンクゴールドでお仕立てを。
“抱え腕” の手を繋いだようなフォルムを活かして
マットと鏡面のどちらも楽しめるアレンジをすることにしました。
お二人ならではの発想
結婚指輪らしさも大事にしたいお二人にしっくりきたのは、
艶感のある〈ヘアライン加工〉。
シンプルな中に上品さのある加工です。
ヘアライン加工の位置を左右逆転させて入れることで、
“お二人で一つ” という意味合いを込めることに。
また、〈ヘアライン加工〉をどこまで入れるかも細かくご相談しましたね。
「手のひら側まで入れて、リバーシブルにするのはどう？」
「それおもしろいね！違う印象で楽しめそう！」
とお二人ならではの発想で、二面性が楽しめるデザインになりました！
唯一無二の指輪
それぞれのお好みと、お二人が大事にしたい想いを込めたお揃いの指輪。
まさに唯一無二の結婚指輪だと思います。
ご納品後に男性から
「二人らしさが出ている唯一無二の結婚指輪ができたと思います。」
とあたたかいメッセージをいただき、とても胸が熱くなりました。
ご納品から少しお時間が経ちましたが、お手元に馴染んできたころでしょうか？
一緒に身に着けていく中での経年変化も
お二人で楽しんでいただけましたら嬉しいです。
お二人の末永いお幸せを、アトリエよりお祈りしております！
つくり手 前堂
