2022.12.30 銀座

3年間待ち続けて海を渡った結婚指輪

コロナ渦になり、約3年程の月日が経った今、

少しずつですが、海外の方も日本へ

日本の方も海外へ行けるようになりましたね。

 

先日、海外に初めてシンガポールのアトリエがOPENしました。

ithでも少しずつ海外との繋がりを感じるようになりました。

お二人との出会い

 

 

今回は海外のお客様との嬉しい出来事がありましたのでご紹介します。

 

2020年のバレンタインデー。

 

私が銀座アトリエで勤務している際、

香港在住のお客様がお越しくださいました。

 

日本で結婚指輪をお探しで、

柔らかい雰囲気のとても仲が良さそうなお二人です。

 

当時は海外のお客様もたまにお越しくださっていましたので、

珍しいことではありませんでした。

 

お二人はithの手仕事によるデザイン

興味津々に見てくださいました。

 

日本の滞在期間の中で色々なブランドを見られていたお二人。

色々と検討した中で

お二人は男性の指輪をithでお仕立ていただくことになりました。

 

男性が気に入られたのは《槌目 夏

ithの中でも日本名が入っている珍しいデザインです。

 

しっかりとした指の男性にとてもお似合いのデザインでした。

 

 

大事な指輪が決まり完成を楽しみにしてくださったのですが、

しばらくして新型コロナウィルスがニュースに取り上げられようになりました。

 

制作している段階で

お二人は日本へ来ることができなくなってしまいました。

 

海外発送のご案内をお二人へは差し上げましたが、

「いつか日本へ取りに行きます。」

とお返事をいただきました。

 

お二人と連絡を取りながら、

アトリエで大切にお預かりしていました。

 

指輪とご対面

 

 

 

そしてつい先日、

香港から日本へ念願の指輪を受け取りにきてくださいました。

 

私は名古屋に異動しておりましたので、

直接お会いすることはできませんでしたが、

当日のお二人の様子をお伺いすることができました。

 

女性はすでに薬指に指輪をされており、

ようやく男性も薬指に指輪をすることができました。

 

遠距離をしているお二人がやっと会えたような

なんだかそんな気分になりました。

 

3年間待ち続けてくださったお二人に

感謝の気持ちを込めて。

 

祝福你們百年好合

 

 

 

つくり手 永田

 

 

 

 

 

銀座アトリエ

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