「指輪の正面に、
二人の名前を入れたいんです。」
ご試着を始める前に、
そうおっしゃってくださいましたね。
お二人との指輪選びでは、
“どんな形だと、お名前の刻印が綺麗にみえるか”
この部分を大切にお話を進めていきました。
まずはじめに
好みの形を見つけたのは男性。
「このカーブの流れの中に、
名前があるのかっこいいかも。」
気に入った指輪は
右上がりのカーブのラインと、
エッジをきかせた指輪の形に
心惹かれていましたね。
女性もその後《ヴィバーチェ》を着けてみて、
指がスッキリとみえる形を好まれました。
《ヴィバーチェ》は、
指輪の表面に2つの面を合わせ持つ
ithこだわりの形です。
一面はお二人の名前を刻み、
もう一つの面はそれぞれお好みの表面仕上げで
さらにアレンジを加えました。
そしてお二人には、
“2月が誕生日”という共通点もありましたね。
「その共通点を、
せっかくなら取り入れたいね。」と、
お二人のお名前の間に、
2月の誕生石“アメシスト”を留めることに。
アメシストは、
“真実の愛を守り抜く守護神”と
言われています。
お二人共通の誕生石が、
素敵な意味合いを持つアメシストであることに、
とても幸せな気持ちになりました。
そして内側の刻印は、“ずっとなかよし”。
仲睦まじいお二人の大切な合言葉です。
お二人の結婚指輪は、
目に見えない絆が指輪という形で、
表現されているように感じました。
“世界にひとつ”
この言葉がぴったりです。
これからはこの指輪に、
たくさんの幸せを刻んでいってくださいね。
つくり手 平島