「これ、かわいい！」
指輪選びの最中、お二人が
一目惚れしたリングがありました。
もともと四角いよりは
“丸い形”の指輪をご希望されていたお二人。
身に着けてみて一目惚れしたのは、
丸い形の中でも、ふわふわと
空に浮かぶ雲のような形の《クラシコ》。
特に女性が気に入ってくださいました。
《クラシコ》のこのゆらぎは、
粘土を手でこねたときのような
手仕事のハンドクラフト感を、
指輪の形で表現したデザインです。
このゆらぎが施されることで、
指輪の内側にかけて丸みを作ることができ
着け心地がとても良くなります。
いつも私たちが指輪のデザインで
大事にしている“手仕事の温かみ”。
《クラシコ》は特に、
手仕事の様子が指輪全体の
フォルムに表れています。
お二人はそこに
“メーゼ”というつや消しを施し、
地金のお色味と
指輪の幅にもこだわりました。
メーゼはithオリジナルのつや消し加工で、
職人が1本1本線を手作業で描いて
指輪の表面に施します。
“少し光沢が残るつや消しが丁度良い”
マット過ぎず、鏡面過ぎず、
さらりとしたサテンのような
メーゼ特有の質感を気に入ってくださいました。
地金のお色味によっても雰囲気が変わるのが、
つや消しのテクスチャの面白いところ。
お二人はゴールドの中のシルバー色、
ホワイトゴールドを選びました。
指輪の幅は、それぞれのお手元に合わせて
男性は2.5㎜、女性は2.0㎜でお仕立て。
「これくらいがいいかな。
どっちにしようかな。」
楽しそうに選ばれていたお二人のことを、
指輪のお写真を見るたび思い出します。
ご納品のときには、
「かわいい。本当にかわいい。」と
何度も何度もお手元をみていた女性。
そのお姿がとても可愛らしく、
そしてつくり手として
とても嬉しかったです。
「これから大事にこの指輪を育てていきます。」
そうおっしゃっていただけたことも、
大切な思い出です。
これから指輪の経年変化も、
お二人で楽しんでいかれてくださいね。
またお会いできる日を
心から楽しみにしています。
つくり手 / 平島
Male：結婚指輪《クラシコ》/K18WG(ホワイトゴールド)
