“一期一会”
皆さんはどんな時に一期一会を感じますか？
僕はつくり手として、
アトリエにいるときに一番感じます。
今は新型コロナなどの不安が続く中で、
人との出会いも少なくなってきました。
そんなご時世だからこそ、
アトリエで出会うお客様との出会いは
改めて“一期一会”なんだと
より強く感じるようになりました。
ithは、一組のご夫婦を
一人のつくり手が担当させていただく
担当制となっています。
1人のつくり手が、最初の指輪選びから
完成した指輪をお渡しする最後まで見守ります。
そしてご納品後も、
指輪のクリーニングなどで
お二人との関係は続いていくのです。
今までもそしてこれからも、
ずっと大切にしていきたい“お二人とのご縁”。
時につくり手は
今までいたアトリエを異動して、
新しいアトリエに移ることがあります。
ですが、どのアトリエに移っても、
その場所がたとえ
遠く離れたところだとしても、
ずっと担当するお客様と指輪を
見守っています。
僕は1年前に栄アトリエから
銀座アトリエにやってきました。
たくさんのお客様とお話ができたこと。
そして、一緒に切磋琢磨できる
たくさんのつくり手に出会えたこと。
コロナが心配される中でも、
銀座という場所で
たくさんの出会いがありました。
「いただいたご縁を大切にしたい」
その想いを、今だからこそ
改めて見つめ直すことができました。
きっと指輪との出会いも、
同じ“一期一会”です。
お二人がただ一つの指輪と
出会えるように、
今日も僕はつくり手として
お二人をお出迎えします。
つくり手 永田
