2020.05.30

国境を超えたご縁に
かたちを与える
お二人ならではの結婚指輪

POINT

  • バックグラウンドや好みの異なるお二人
  • ピンとくる指輪が見つからずアトリエへ
  • 個性とお揃い感、そして愛を込めて

▽ “迷子”のお二人がアトリエへ


“ピンとくる指輪がなかなか見つからない”


そうおっしゃりながら、
ふらりとアトリエへいらしたお二人。



国籍の異なるお二人は、
慣れ親しんだ文化やお好みはもちろん
体格やお手元の特徴もそれぞれ。


挙式を東京で済ませたら、
彼についてアメリカへ移られると
教えてくださいました。

▽ お気に入りとの出会い


まずはお好みを伺うために、
いろいろなデザインの指輪を
試着していただきました。


すると、思いがけず早々に
男性のお好みが見えてきました。



幅が太めの指輪を試着してみると、
しっくりくるご様子でした。


いろいろな太さが試せる
リング幅のサンプルをお持ちすると、
6.0mmの太幅タイプがお気に入りに。

“この指輪を持って帰りたいよ” と
ジョークが飛び出すほど、
イメージにぴったりでしたね。



指輪の質感は、セミマットに。


“ヘアライン”と呼ばれる
横方向の極細ラインを重ねた
テクスチャーに変えることで、
幅広のワイルドさに
落ち着きをプラスしました。

▽ もう、決まっちゃったの?


男性があっさりとお気に入りを見つけ、
女性は焦ってしまいましたね。


結婚指輪らしさもほしいけれど、
オーダーメイドと一目で分かる
個性も感じられる指輪にしたい。


そんなご希望をお持ちでした。


そして、
お気に入りに挙がるデザインには
“流れるフォルム” という共通点も。


そこでご提案したのは、《ローザ》でした。



薔薇の花びらがモチーフで、
ダイヤモンドが螺旋を描く
珍しいあしらいが特徴の指輪です。


上品で結婚指輪らしくもあり、
男性の指輪と質感もお揃い。


イエローゴールドで
色味も合わせて、
個性と共通点を兼ね備えた
お二人ならではの組み合わせが
見つかりました。

▽ 気持ちをかたちにする刻印を


そして、共通点をもうひとつ。


指輪の内側には、
Loveの文字を彫り込みました。



女性の指輪にはシンプルに、
男性の指輪には思いの丈を
余すところなく。


指輪選びに悩まれていたことが
嘘のようにお似合いの、
お二人にぴったりの指輪を
見つけることができました。

▽ 国境を超えて結ばれるご縁


お互いのルーツが
異文化に当たるお二人ですが、
結婚指輪を選ぶご様子からも
あるがままのお相手を慈しむ気持ちと
寄り添い合う心が感じられました。



お仕立てした結婚指輪が、
お二人のご結婚生活の
心のお守りとなれば嬉しいです。


新しい環境でも、
笑顔の素敵なお二人で。


再びお会いできる日を
楽しみにしています。

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国境を超えたご縁にかたちを与えるお二人ならではの結婚指輪