2019.03.20 #41

シンプルだけど
ありきたりではない
結婚指輪へのこだわり

POINT

  • シンプルにしたい
  • クラフト系デザインがお好み
  • 刻印を目立たせたい

“シンプル”というキーワードは
結婚指輪をお探しのお二人から
多くいただくキーワードです。


同じ言葉でも、
“シンプル”の意味するところは
その方それぞれ。


カップル毎に異なる
理想のシンプル像をかたちにするのが、
ithのつくり手の大切な役割です。


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“シンプル過ぎない、シンプル”




指輪を探し始めてたばかりで、
何も分からないと仰り
表参道アトリエを訪れて下さったお二人。


そんな中でも、お二人揃って
“シンプルだけど、シンプル過ぎない感じ”
というビジョンをお持ちでした。


お気にりのひとつは、
指輪全体を多角形が覆う
《槌目 冬》のデザインでした。


|Tsutime Fuyu《槌目 冬》|


実際に指輪を試着していただくと、
お二人のお好みは、どうやら
プレーンなものよりも
クラフト感のあるデザイン。




さらに、もうひとつのお気に入りは
ゴールドとプラチナの
2色仕立ての《マルテロ》でした。


| Martello《マルテロ》|


それぞれのデザインの
お好みポイントを掘り下げていくと、
お二人のイマジネーションが広がるのは
後者の《マルテロ》でした。




もうちょっと、目立たせたい!


《マルテロ》の2色づかいは、
裏地のように張り合わせた
指輪の内側の色がちらりと見えてのこと。


“シンプル過ぎない感じ”
というよりも、
かなり控えめな印象です。


指輪の外側も内側もマットで、
内側に刻印で文字を加えても
読みづらい点が気になりました。



そこでお二人は、
指輪の質感を変更する
オリジナルアレンジを選ばれました。


デザインにコントラストをつけるのに、
ゴールドとプラチナだけでなく
マットとツヤの対比を。


指に着けたときに、
面積が広いプラチナはマット。
エッジに少し覗くゴールドは
ツヤツヤの鏡面仕上げを。



ツヤを持たせると、
素材の色味が引き立ち高発色に。


フレームが引き締まり、
指輪全体の輪郭も
くっきり引き立ちます。



模様をなくして
つるりと仕上げたことで、
インパクトは残しつつ
指輪がより結婚指輪らしい面差しに。



プラチナとゴールドの両方が
指輪に含まれているので、
腕時計や他のジュエリーとの相性も
気兼ねする必要がありません。


お二人が悩まれた甲斐あって、
“シンプルだけど、シンプル過ぎない感じ” が
見事にかたちになりました。

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シンプルだけどありきたりではない結婚指輪へのこだわり