2017.12.05 #20

ご納品からときを経て
記念日を刻印した結婚指輪

POINT

  • 納品後の刻印追加やデザイン変更もできる
  • デザインだけでなく着け心地にも気を配って

通常は仕様を定めて納品する
結婚指輪ですが、稀に後から
仕様を追加したり変更したい
というケースもあります。

ithでは、
指輪を通じてお客様と末永い
おつきあいをしたいとの思いから、
内容により有償/無償はありますが
ご納品の後もデザインを変更したり
プラスしたりすることもできます。

-----

納品後に刻印を追加


ご納品を経たお客様に、
リングを再度お持ち込みいただき
内側に刻む刻印を新たに加えました。

初めてアトリエにご相談頂いたのは
ご入籍の2ヶ月ほど前のこと。
一度リングを完成させた上で、
結婚式直前にリングに改めて
カスタムを加えたいとのご要望。
いままでにない珍しいご要望でした。

お二人には、まず現時点で
愛着の湧くリングを一度完成させ、
状況によって何かをプラスすること
をおすすめ。

ちょうど刻印の日付を迷っていたお二人に、
ご入籍後に、結婚記念日を打刻する提案をしました。

その案を採用いただき、ご納品からおよそ半年後にリングをお預かり。
ご入籍の日付とお二人のお名前をリングの内側に刻印しました。

お二人の結婚指輪は
Gemelli《ジュメーリ》。
2本でひとつ、双子という
由来のあるリングです。

ジュメーリは2本のリングが
中心でクロスした個性的なかたち。
このリングの優雅にツイストした部分を
とても気に入ってくださったお二人。

男性はリング幅4.0mmで
やや角ばったフォルム。
女性は3.5mmか3.0mmで
たくさん悩みましたが、
リング幅を細めにして
圧迫感を減らしたつけ心地の
3.0mm幅でお仕立て。
角に丸みをつけたフォルムも
女性のこだわりです。

着け心地も大切に


デザインが気にいることは
もちろん大切ですが、
負担にならない着け心地の
よい仕様にすることも、
リングをお仕立てする時に
気を配るポイントです。

最初のご納品後、
刻印のための再会までに
半年が過ぎるのはあっという間でした。

お二人に再会し、
着け心地などをお伺いしたり、
リングに使い込んだ風合いが
刻まれた様子を見ることができるのは、
つくり手として楽しみな時間でもあります。

メンテナンスも兼ねてリングをお預かりし、
新品の頃と同じ輝きが戻ったリングで
結婚式へ臨まれたお二人。

またお会いできる日がくるのを
アトリエでお待ちしています。

この投稿をシェアする

ご納品からときを経て記念日を刻印した結婚指輪