「実は、以前こちらで働いていた
友人に紹介されて…」
とお越しになったお二人。
ご紹介者のお名前をお伺いすると、
つくり手になったばかりの私を
手取り足取り教えてくださった
尊敬する偉大な先輩でした。
女性とは、中学生の頃からのご友人とのこと。
そんな、友情の絆に導かれた
お二人の指輪をご紹介します。
他にはなかった、シンプルでオリジナリティもある形
お二人とも、結婚指輪らしさを求めながらも、
どこかワンポイント、
デザイン性があるものがお好みでした。
ithだけでなく、他のブランドを見ていた時にも
どちらの形にするかとても悩まれておりました。
しかし、《フォルテ》は
結婚指輪としては王道のイメージがある、
ウェーブやV字カーブとは異なる
U字カーブの形。
他でもいいなとなったものではなく、
ithでしか出会えなかった《フォルテ》だからこそ、
オリジナリティがしっかり感じられるねと、
決め手になりました。
2つの指輪が揃うと手を繋いだようなデザインに
お二人は気に入った形状に、
さらに個性を足すため、
《エルバ》の彫り模様を加えました。
ベースに選んだ《フォルテ》には、
音楽用語で“強く”という意味があり、
中央で折り重なったリングアームが、
手を繋いで強い絆で結ばれた二人を
イメージしている結婚指輪です。
そのストーリをさらに深めるため、
《エルバ》の彫り模様を入れる位置は、
あえて左右逆にして、2つの指輪を並べた時、
まさに手を繋いだような一組に。
２つの絆が宿った指輪がお手元に
いよいよご納品。ご納品の前日にも、
ご紹介いただいたご友人と会っていた女性。
友情の絆が導いた、
お二人の“強い絆”を表現した指輪。
たくさんの巡り合いがあって完成した指輪が
お手元に通されたとき、
何故か指輪がいつもより輝いて見えました。
この指輪がこれからも、
お二人にたくさんの素敵なご縁を
結んでくれることを祈っております。
末永くお幸せに。
つくり手 矢嶋
