【ithのこだわり】オーダーメイドのこと、価格のこと

オーダーメイドは敷居が高い?


ithではオーダーメイド婚約指輪結婚指輪づくりを行っていますが、「オーダーメイド」という言葉のイメージからか、「敷居が高そう・・・」「金額、だいぶするんですよね・・?」という声を頂くことがあります。

たしかに、ジュエリー全般において高級な印象が伴いますし、さらに'オーダーメイド'という言葉がくっついてくると、そういったイメージが出てくるのも当然かと思います。

お仕事などで、ものづくりに関わったことのある方はお判りかと思いますが、実際に一点一点手間暇をかけてつくる婚約指輪結婚指輪ですから、量産を前提につくるものとはそのコストが変わってきます。

とはいえそんななかでも、できるだけ多くの方に、現実的な金額の中で、オーダーメイドの指輪の魅力を届けるために、どうすればよいか?

それがithに関わる私たちが日々考えていることであり、私たちにとってのチャレンジでもあります。



コストを抑える工夫


ithでは、オーダーメイドの良さ、魅力を最大限に残しつつ、制作に関わるコストを可能な限り抑えるため、様々な工夫を行っています。

ひとつはベースとなる型の活用です。これはジュエリー業界に限らず多くの産業で活用されている手法ですが、鋳造という量産を前提とした製造方式を活用し、一つ一つのリングのベースをつくるコストを圧縮しています。

ベースとなる部分は鋳造技法を用いて製造した後、磨いたり、表面を加工したり、ダイヤモンドを留めたり、という工程を、職人が手仕事で仕上げていきます。

またithでは、代表の高橋が一つ一つデザインしたコレクションリングを用意し、お客様が自分が欲しい指輪をイメージしやすくしていますが、同時にこのコレクションリング自体が、アレンジのベースの’型’にもなることで、ひとつひとつ一からデザインする作業負荷とコストの軽減にもつながっています。



ithのセールスポイント


ithの最大のセールスポイントは、あまりに手の届きにくい価格にならずに、お客様が「これがほしい!」「これは自分たちだけのものだね!」と思える指輪をつくれることだと思っています。

”こっちのリングの形に、このリングの表面加工をいれて・・”といったリングづくりを、ithでは’アレンジ’と呼んでいますが、このアレンジ幅の豊富さ、自由さが、私たちがお客様に届けたい価値づくりを支えています。

※ithのオーダーメイドについて

専門的な部分もあり説明が難しいのですが、価値を届けるこの仕組みを保つために、先ほど述べたような様々なものづくりの工夫を行っています。

最近では同じような方式をとる他社様も増えていますが、私たちの経験上、ものづくりまできちんと考えアレンジの選択肢を保つのはなかなか難しいことでもあることから、他社様と比べてもそう劣らない仕組みづくりができているのでは、との自負もあります。

実際に私たちの指輪づくりに対応できる職人や工房は限られていて、社内外問わず制作を担う協力パートナーの開拓にはいつも苦労している状態でもあります。

お客様にとっての選択の自由さと、我々の手間やコストは相反することも多いのですが、コストや手間を抑えることばかりを優先して、一番大切なことが実現できなくなってしまわないように、理想のものづくりを続けていくための努力を重ねています。



実際の制作コストイメージ


このように’オーダーメイド=高い’という概念を覆せるような取り組みをしているわけですが、ithのコレクションリングをベースにした場合、結婚指輪においては1本あたり10万円以下でできるオーダーリングもありますし、平均しても15万円前後くらいの価格帯が相場となっています。

高いか安いかは主観的な問題でもあるのですが、いくつかお店を見て回って頂くと既製品であっても同じくらいの売値がつけられていることも多いかと思います。

'オーダーメイド'という響きだけで選択対象から外そうとされている方には、一度だけでもithのアトリエに足を運んでみてください。最終的にithでリングを選ばなかったとしても、役に立つ知識や、指輪を選ぶ面白みが味わえるのではないかと思います。

お客様の指輪選びがもっと楽しくなるよう、理想の指輪に出会う役に立てるよう、つくり手がお待ちしています。

ith 吉田


*こちらの記事もご覧ください。

リーズナブルなオーダーメイドで、お気に入りの結婚指輪を




この記事はいかがでしたか?

回答すると、ほかの方の反応がわかります。
あなたはどっち?

この投稿をシェアする

【ithのこだわり】オーダーメイドのこと、価格のこと