【ithのこだわり】"世界にひとつ"の思い

お二人の結婚がかけがえのないものであるように、お二人の指輪もかけがえのないものであってほしい。その思いからithの指輪づくりはスタートしています。その思いのために、ithが大事にしている三つのことをご紹介します。



手仕事によるデザイン


ithの婚約指輪結婚指輪は、代表である女性職人・高橋亜結がデザインしています。高橋のデザインの最大の特徴は、職人としての手仕事と、女性ならではの感性の調和から生まれる、繊細さと程よい遊び心にあります。

通常、ジュエリーデザインの現場では、デザイナーが起こしたデザイン画に基づき職人が造形を行うのが一般的ですが、高橋は自らの手で金属素材等を取り扱いながら、そこから感じられる感覚や印象、インスピレーションに基づき、デザインを固めていく手法を採っています。

手を美しく見せる緩やかなカーブやV字のリングは、自分自身の手に、着けては直し、着けては直しを繰り返しながら試行錯誤する中で見出した、絶妙なバランスのラインで構成されています。

ithにはオリジナルのテクスチャ(表面の模様や仕上方法)も多いのですが、コレクションの中でも大変人気のあるリングになっているロチアのように、高橋が色々な道具や素材を使って実験のように金属を加工する中で、たまたま見つけ出したテクスチャもあります。



また伝統技法の一つである'和彫り'を、通常とは異なるアプローチで用いることで、華やかでアンティークな表情を醸し出す独創的なデザインのリングもあります。

頭に浮かんだ思考やイメージをかたちに落とし込んでいくのではなく、偶然や感覚的なものからさかのぼってかたちを生み出す高橋のデザインは、’手で思考する’職人ならではのものであり、既成概念に捕われない自由さも兼ね備えることで、主張しすぎない、けれどもやさしく繊細な個性を滲ませるものになっています。



職人の手による受注生産


婚約指輪結婚指輪には、大きくわけて、'量産もの'と'一点もの'という二つの種類があります。

量産ものとは、いわゆる既製品リングとして売られているもので、一般的に一つの原型を制作し、その原型を元に複製品を作っていく指輪を差します。ご存知のとおり、指輪に限らず身の回りにある商品や工業製品の多くがこの方法で作られています。いくつも同じものができるため、製造コストを抑え安くものが手に入る、というメリットがあります。

もうひとつの一点ものの指輪ですが、こちらは文字通り、ひとつひとつを別の個体として手を加え制作していきます。ithの指輪もすべてこの方法で制作されています。ithのお客様の場合、どこかしらにアレンジを施されるケースがほとんどですので、刻印などのパーソナルな加工まで含めると、ほぼすべての指輪を完全に別物として制作に取り組んでいます。

この一点もののものづくりは、想像以上に難易度が高く、オーダーメイドとはいえ限られた納期とコストの中で、求められるクオリティを維持するのは容易なことではありません。

現在ithでは自社の工房と、日本国内にあるいくつかの工房の協力を得てリング制作を行っていますが、ithが求めるクオリティを満たせる工房と職人には限りがあり、制作に携わる職人や生産管理の担当者は、修練と仕組みの改善を繰り返しながらithが理想とするものづくりに励んでいます。




お二人のストーリー


世界にひとつを生み出すために、私たちが行っている取り組みをご紹介してきましたが、私たちだけでは、本当の意味でな'世界にひとつ'は生まれません。世界にひとつを生み出すラストピースは、お二人のストーリー、すなわちお二人にとっての意味、だと考えています。

結婚にたどり着くまでのお二人の人生、そして結婚してから共に過ごす人生。それぞれが、この世の中でふたつとない特別なものです。そして、この'特別ななにか'を込めることができるのが、結婚指輪という不思議な装身具です。

お二人にとっての意味の込め方は千差万別ですが、ithでは自分たちのお好みによってデザインをアレンジしたり、共通のモチーフをリングの施したり、お二人らしいアイディアを自由に重ねて二人満足のいく指輪をつくることで、そのお手伝いを行っています。


たったひとつを重ねて、'世界にひとつ'を生み出す。これがithの在り方だと思っています。

ith 吉田

この記事はいかがでしたか?

回答すると、ほかの方の反応がわかります。
あなたはどっち?

この投稿をシェアする

【ithのこだわり】"世界にひとつ"の思い