昨年2024年6月にithは10周年を迎えました。
これまで指輪の制作をお任せくださったお二人をお招きし、
吉祥寺アトリエで撮影会を行いました。
お二人に指輪をご納品させていただいてから1年半、
ワクワクしながら当日を迎えました。
再会
実は、撮影会の少し前に女性とは指輪のメンテナンスで一度お会いしていました。
お子さまも一緒にお連れになり、この1年半で変化のあったことや当時の思い出をたくさんお話ししました。
お二人と初めてお会いしたのは、新宿アトリエでした。
メンテナンスでお越しの際には当時を懐かしむようにアトリエを見て回られていて、
お二人にとってアトリエそのものが思い出深い場所なんだなぁと胸がいっぱいになりました。
指輪について
指輪のデザインでお二人がこだわったのは、リバーシブルみたいに使えるところ。
男性の指輪も女性の指輪も、正面側と手のひら側それぞれに違ったデザインを施しました。
また、お揃いで取り入れたミル打ちの加工も、大好きなポイントだとのこと。
このこだわりは今も一番のお気に入りポイントだそうで、どこから見てもかっこよく気に入ってくださっていました。
指輪はすでにお二人の体の一部であり、ご自身を表すアイデンティティになっているそうで、
そんな大切な存在になりうるものを一緒に作ることができ、改めて心から嬉しくなりました。
最後にお互いへの想いをお伺い。
さっぱりしたお二人らしいコメントの端々には
お互いへの感謝と深い愛情を感じ、私自身心がぽかぽかにあたたかくなると同時に、
こんなにも素敵なお二人のご結婚のお手伝いができて、とても有り難く思いました。
またいつか、お二人とお子さま、そしてお二人と時間を共にした指輪に再会する日を楽しみに、
これから先の毎日が、穏やかであたたかなものでありますよう願っています。
つくり手 櫻井