写真で見たものと実際に着けたものでは見え方が異なり、
最初と最後でお好みが変わることがよくあります。
今回のお二人も、最初はWEBで見た
《ピウマ》を気になってくださっていました。
ただ、色んな指輪を試着したことで新しい発見もあり、
最終的には全く別の指輪をお仕立ていたしました。
大事にしたい好み
指輪選びが初めてのお二人には、
ピウマ以外にもたくさんの指輪をご試着いただきました。
惹かれるデザインは、どれも落ち着いた
マットな質感のものばかり。
つやのあるものに比べて、
手元に馴染むところがお気に入りでしたね。
お仕立てしたのはReticolo《レティコロ》。
“格子模様”という意味の、
細かい線が格子状に彫り込まれた指輪です。
レティコロとピウマでとっても悩まれていましたが、
手元に映える特徴的な光沢感が気に入り
レティコロに決めました。
女性はシャンパンゴールドにアレンジすることで、
可愛らしく、一層手に馴染む指輪になりましたね。
お二人だけの意味を込めた指輪
レティコロの縁はただの鏡面ではなく、
480面の小さな面が集まっており
キラキラした輝きを放ちます。
この“480”という数字は、
ご入籍が8月6日のお二人にとって
8と6を掛け合わせたご縁も感じる数字でしたね。
ご入籍から少しお時間が経ちましたが、
だんだんとお手元に指輪が馴染んできた頃でしょうか？
内側に入れる刻印やメンテナンスのご相談などで、
一層お二人らしく変化した指輪に会える日を
とても楽しみにしています。
つくり手 中澤
