現在、ithのアトリエはオンラインで結婚指輪のご相談を承っています。
ご相談は、普段過ごしているお家から気軽に、ということもありご夫婦が、本音の意見を言い合える良さがあると感じます。
どっちが似合うかな?とかこっちのが私たちっぽくない?など聞いていて、ほっこりします。
夫婦になったと実感するシーンは様々。入籍届けを出した時、結婚式を迎えた日、など。
その中でも、結婚という目にみえない誓いを形として表すのは、入籍した日から、ずっと身につける結婚指輪です。
今年になり、新型コロナウィルスのニュースが毎日報道され、今まで経験したことのない、不安な思いで毎日を過ごしている方も多いはずです。
規模やシーンは違うけれど、ithが始まった時も、先が見えず不安でした。
当初は吉祥寺の小さな路地にぽつん、とあるアトリエ。そこには私一人しかいませんでした。
職人だった私は、自分に何ができるのか分からず不安な気持ちで毎日を過ごしていました。
でも、その不安を拭ってくれたのはたくさんのお客さまでした。
お二人の大事な結婚指輪をオーダーしてくださって、私の仕事に信頼を寄せ任せてくれる、必要としてくれる人がいるということが分かった時に今まで感じたことのない充実感を経験することができました。
困難な時期だから、家族や夫婦の絆は深まります。結婚指輪は、夫婦としての絆を実感できる、特別なアイテムです。
必要としてくれる人がいる限り、私はどんな形であれ、結婚するお二人の望みを叶えるために行動し続けます。
コロナウィルスの感染が収束し、1日も早くアトリエでお客さまをお迎えできるように願って。
つくり手 高橋亜結