指輪を通じて、続いていくご縁
はじめてお二人に指輪をご納品したのは、
2021年のことでした。
あれから毎年、ご結婚記念日になると
銀座アトリエへお越しくださり、
指輪のメンテナンスを重ねてくださっています。
今回、指輪をご納品する際に、
指輪とメンテナンスついて、少しお話を伺ってみました。
お二人がご制作した指輪の写真と共に、
ご紹介させていただきます。
おふたりにとって、メンテナンスはどんな時間ですか?
ー “1年”の積み重ねを感じる、かけがえのない節目。
ヘアラインを施した指輪は、
1年着用していくと小傷が入って風合いが変わります。
結婚記念日を迎えるたびに、
1年分の小傷とヘアラインが綺麗になって
帰ってきた指輪を見ると、
また新しく1年、積み重ねていこうと感じます。
メンテナンスは、いい節目になっています。
お二人にとって指輪はどんな存在ですか?
ーないと寂しいもの。
メンテナンスでは、4週間ほど指輪を預けますが、
いつも手元にあるものがないと、やっぱり寂しく思います。
納品で手元に帰ってくると、
これこれ!としっくりきます。
体の一部になっています。
二人の“大切な存在”
ー指輪は、大切な存在です。
お二人は、最後にそう教えてくださいました。
毎年、ご結婚記念日には、
ディナーへでかける仲睦まじいお二人。
強い絆で結ばれたご夫婦の大切な存在を、
あの日、銀座アトリエで
一緒に見つけることができたことを
とても嬉しく思っています。
指輪選びのことを覚えていますか?
指輪の着け心地、
そしてピンクダイヤモンドへのこだわりをお聞きして、
何度もご相談を重ねながら、
ひとつひとつ丁寧に探していきました。
たくさんのかたちを着け比べながら、
どの幅や厚みがしっくりくるのか、
ピンクダイヤモンドをどのように石留めしたいのか。
悩んで、試して、話し合って。
そして、たどり着いたのが
お二人の大切な結婚指輪です。
末永い夫婦生活、
たくさんの出来事が訪れると思います。
その思い出ひとつひとつが、
いつも側にいる結婚指輪に、刻まれています。
また来年、お二人と結婚指輪と、
「新しい1年がはじまりますね。」と笑い合える日を楽しみに、
銀座アトリエでお待ちしています。
ith 平島