婚約指輪選びの最中、
ふらりとアトリエに立ち寄ってくださった男性。
ithについてや、
指輪のデザインについてお伝えする中で、
男性は指輪ひとつひとつに込められた意味合いや
そのデザインを実現する職人の技術に
興味をお持ちくださりました。
今回は、その指輪づくりの過程をご紹介します。
喜ぶ相手のお顔を浮かべながら、指輪選び
様々なデザインを手に取っていただきながら、
最初に男性が候補に選ばれたのは《ハナミズキ》
その花言葉は“永続”。
「幸せが続きますように」
という想いをのせるのも素敵だけれど、
男性はこれから人生を共にする
相手と同じ気持ちで寄り添いたいという想いを込めて、
「平和」「希望」の花言葉を持つ
《デイジー》を選ばれました。
お手元をすっきりと見せてくれる柔らかなV字のカーブも、
「指輪をつけたときにムニっとして見えるのが気になる」
という相手の女性のお悩みを
解消してくれる魅力の一つでしたね。
ダイヤモンド選び
デザインが決まれば、
次に始まるのはダイヤモンド選び。
婚約指輪を彩る、主役とも言える存在です。
男性が選ばれたのは、
身につけやすいバランスも兼ね備えた
0.208カラットの大きさのダイヤモンド。
女性の誕生月である2と、
縁起の良い数字である8が入っています。
ダイヤのグレードにもこだわりました。
地球上で何億年もの時間をかけて生まれたダイヤモンド、
自然由来の魅力は大切にしつつ、
職人が唯一関与できる[カット]の部分は特に良いものを。
ダイヤモンドの色に関わる[カラー]については、
両脇に小さなダイヤモンドが留まる
《デイジー》のデザインを活かして。
小さなダイヤモンドとは異なる
カラーグレードの石を選ぶことで、
「個性が違う二人でも、これから支え合って進んでいこう」
という想いを込めました。
たくさんの気持ちを形にして、プロポーズの日
こうして出来上がった婚約指輪は、
プロポーズの日に女性へとお披露目されました。
相手の方を思いやって出来上がった《デイジー》。
女性のお手元で優しく輝いていたのが印象的でした。
その後、お二人には結婚指輪のお仕立てもお任せいただきました!
こちらはまた別の機会でご紹介させていただきますね。
婚約指輪選びから始まったご縁から、
お二人の人生に関わらせていただけること、
とても光栄に思います。
またアトリエでお会いできる日を楽しみにしています!
つくり手 岡本