プロポーズの準備は、男性お一人で
ご縁の始まりは、2017年10月。
沖縄旅行を控え、
サプライズプロポーズを決心し
男性お一人で銀座アトリエを
訪れてくださいました。
ご用意なさったのは、ルースダイヤモンド。
“身に着ける本人が好きなデザインを”
という思いから、婚約指輪ではなく
指輪に留める宝石をプレゼントする作戦でした。
男性の思いはしっかりと女性に届き、
プロポーズはもちろん成功です!
婚約指輪選びで、女性と初対面
男性が贈った大切なダイヤモンドとともに、
女性がお一人でアトリエへいらしたのは
翌月の11月のことでした。
お仕事でご活躍中のお二人にとって、
予定を合わせるのはひと苦労。
このときは、男性のお好みやイメージを
つくり手の私が事前にお伺いした上で
アトリエで女性とデザインを決めました。
ithのコレクションリングを
じっくりご試着いただき、
しっくりくる指輪を選んでいきました。
特に婚約指輪は、
贈る男性も、受け取る女性も
お相手が想定する指輪のイメージが
気になるものです。
男性のご意見が分かると、
女性は心置きなく
デザインを選びやすくなります。
サプライズのご相談に限らず、
つくり手はお二人の間を取り持つことも。
お二人にぴったりの指輪が見つかるよう
お手伝いさせていただきました。
“時間を気にせず
試着してデザインを比べたり、
じっくり悩むことができた”
そうおっしゃる女性の笑顔を見て、
お役に立てたようでほっとしました。
結婚指輪選びは、お二人で
お二人で身に着ける結婚指輪選びは、
お揃いでアトリエへ。
お二人のご要望は、
シンプルでずっと身に着けられる
お揃いのデザインであることでした。
カーブフォルムの
《ヴィバーチェ》を選ばれたお二人。
斜めのラインが指輪全体を流れ、
曲線の美しさを感じさせてくれるデザイン。
婚約指輪の《ホルン》と重ねると、
大人の女性によく映える
落ち着きと優美さが引き出されます。
完成した指輪をお渡ししたのは、
お二人のご入籍当日である
2018年4月1日のことでした。
挙式前に磨き直して、フレッシュに輝く指輪を
そして、あっという間に1年を経て迎えた
2019年4月20日。
平成を締め括る、お二人の結婚式当日。
この日のために、3月にお預かりして
指輪をクリーニング。
鏡のようにツヤツヤな
鏡面仕上げのお二人の指輪が、
真新しい輝きを取り戻しました。
裸石のダイヤモンドが
婚約指輪のかたちに変わり、
お二人のお手元で
結婚指輪とともに輝くご様子に、
お二人とのお付き合いの歴史が
思い出されます。
指輪をお納めしたときに
お客様との本当のお付き合いが
スタートするのだな、と
改めてご縁に思いを重ねました。
お二人の指輪のある暮らしが
笑顔に溢れますように。
気になることがあれば、
いつでもアトリエへお立ち寄りください!