指輪のオーダーメイドをご希望で、
ithへいらしてくださったお二人。
どうしてオーダーメイドをご希望なのか
お尋ねしたところ、
“大切なワンちゃんの手形が入れたい”
と、女性が教えてくださいました。
---
先にデザインが決まったのは…
お二人はとっても仲よし。
朗らかな笑顔で、とても楽しそうに
指輪を選んでくださいました。
男性は特にこだわりがなく、
デザインは女性に合わせるつもりで
アトリエへいらしたそうです。
しかし、実際に先にデザインを決めたのは
意外にも男性でした。
カーブフォルムの男性の指輪
選んだ指輪は、なめらかな
カーブフォルムが美しい
《ヴィバーチェ》でした。
|Vivace《ヴィバーチェ》|
右上がりのカーブは
左手の指の付け根にフィットし、
心地よく指に馴染みます。
対照的に、女性は…
楽しそうに試着なさる中で、
女性もいくつかのデザインが
お気に入りに。
リボンのようなフォルムや
ダイヤモンドの輝くデザイン、
ミルグレインに縁取られた指輪が
候補に挙がりました。
そして、
もうひとつのお気に入りは
深いV字フォルムの《コンモート》でした。
女性が試着する姿をご覧になると、
“こっちの方が似合ってる”
そう男性がおっしゃり、
女性はとびきりの笑顔に。
この一言が、
デザインの決め手になりました。
肉球マークの刻印を
女性の大切なリクエストである、
ワンちゃんの手形を
刻印でお入れするために、
指輪の幅や厚みをアレンジ。
お二人のお名前は、
職人による手打ち刻印で。
かわいい肉球マークは、
レーザー刻印で彫り込みました。
実際にワンちゃんのお手を拝借した
本物の肉球スタンプなので、
ますます愛着が湧きますね。
指輪の仕上がりを
とてもよろこんでくださったお二人。
“好きな指輪を着けてほしい”
そうおっしゃるお二人の指輪選びは、
常に思いやりにあふれていました。
ご納品後に男性が転勤を迎え、
お二人はしばらく離れて暮らされることに。
“それでも指輪が元気をくれる”
そんなメッセージをいただき、
お二人の結婚指輪に携われたことに
感謝の思いが深まりました。