結婚指輪を選ぶにあたって、もともとは
それぞれ違うお好みを持っていたお二人。
女性は、あまり個性的すぎずシンプルなイメージで
特に着け心地を大切にしたいと教えてくださいました。
好みが違うから、お揃いにこだわるよりも
お互い好きなものを選ぼうと最初はお話しされていましたね。
ご試着の間はこれもいいね、こっちも素敵だね！と
楽しそうに過ごしてくださった姿が印象的でした。
たくさんのサンプルリングをお試しいただく中で、
お二人とも新しい発見がありましたね。
男性は、最初に気になっていたクラフト感のあるリングが
全身で見た時に「少しカジュアルかな？」と感じられて
”結婚指輪らしさ”も大切なポイントになりました。
そして、意外にもお二人が選ぶお気に入りのリングは同じものが多く、
「せっかくならお揃いもいいのかな」とお気持ちが変わってきましたね。
いくつかお好みのリングが見つかった中で、
お二人が共通して選ばれていた指輪は《スペリオーレ》。
リングの断面が三角形になっていることを山に見立てた、
"剣腕"という珍しい形をした結婚指輪です。
一見シンプルながらこだわった形の《スペリオーレ》は、
結婚指輪らしさと少しの個性が感じられる
お二人にとってバランスの良いぴったりの形でしたね。
中心にラインが入りシャープな印象ですが、
丸みのある面や太めの幅など仕上げに工夫が凝らされていて
女性が大切にされていた着け心地も気に入ってくださいました。
アレンジではお手元に馴染む印象を大切にして、
女性リングはよりあたたかみを感じるイエローゴールドに、
質感はお二人ともマットなヘアライン加工でお仕立てしました。
お互いのお好みを尊重しながら、
寄り添いあってたどり着いたお揃いの結婚指輪。
形や色、質感、幅もすべて納得できるまで
お二人でたくさん悩んで考えられていた分、
ご納品の際は「バッチリです！」と
笑顔で喜んでくださってとても安心いたしました。
いつも朝の公園でランニングをされてから
アトリエに来てくださっていたアクティブで仲良しなお二人。
《スペリオーレ》はイタリア語で”山の頂上”という意味がありますが、
これから歩まれる人生、山登りのように途中で大変な道や困難があっても
お二人ならきっと軽やかに乗り越えていけるはずですね。
いつまでも笑顔が絶えず、明るいお二人でいてくださいね！
またアトリエでお会いできる日を楽しみにしています。
つくり手 北ヶ嵜
