▽ “照明技師”さんとの出会い
今回結婚指輪をお納めしたのは、
ithのメインビジュアル撮影で
カメラマンさんよりご紹介いただいた
照明技師さんです。
初めてお世話になった
“照明技師”さんの役割は、
カメラマンさんの意図に合わせて
照明をコントロールすること。
被写体である
指輪の魅力を引き出す美しい光を
あっという間に生み出すお仕事ぶりは、
まるで魔法のようでした。
ithからのメッセージを、
カメラマンさんとともに
光で表現してくださった
プロフェッショナルです。
初めてお会いした春先から時を経て、
師走の銀座アトリエを
プライベートで訪ねてくださいました。
▽ 指輪を選ぶお二人
お仕事がご縁で知り合った方が
ithに結婚指輪制作を
お任せくださることは、
本当に嬉しいことです。
大切な奥様とご一緒の、
特別な結婚指輪選びに
携わらせていただきました。
カーブのかかったデザインや、
着け心地に注目してくださった
お二人が選ばれたのは
Rosa《ローザ》でした。
“ゴールドでシンプル”
という奥様のご希望にぴったりの、
見た目も着用感も心地よい
ツイストが特徴の結婚指輪です。
婚約指輪の
Solitaire《ソリテール》 に内側には、
ご入籍記念日とともに
“ご旦那様から奥様へ”という
手打ち刻印を施しました。
試着を重ねつつも、1時間ほどで
テンポよく指輪を選ばれたお二人。
2ヶ月弱のお時間をいただき、
指輪をお仕立てしました。
▽ ご納品に立ち会って
完成した指輪をお渡しする時間は、
つくり手にとっても
期待と不安が入り混じるひととき。
お二人が笑顔を見せてくださり、
安堵とともに
祝福の気持ちに包まれました。
指輪を着けたまま帰られる
お二人を見送るエレベーターホールで、
旦那さまはちらりと
ご自身の左手を見遣りました。
お仕事中の顔、
プライベートのご様子、
そしてまたひとつ
新たな表情に出会い
お二人のご多幸を強く願いました。
次にお会いしたときには、
真っ先に左手を見てしまいそうです。