理想の形にたどり着くまで
「アンティークな雰囲気が好き。」
「イエローかピンクゴールドでつくりたい。」
シンプルよりもクラフトが好きなお二人は、彫り模様とマット加工を組み合わせたデザインで指輪をお仕立てしました。
初回のご相談を含め、オンライン相談を2度行い、じっくりと時間をかけた指輪選び。
最後に「とても満足できました。」と言葉をいただき、大変嬉しかったです。
試着して気づいた「幅広が似合う」
1回目のオンライン相談では、ご自宅に送付するサンプルリングを一緒に選びました。
「ゴールドで、細身がいい。」と希望があり、《アニス》《フォリア》《ジュメーリ》を試着されましたね。
いざ身に着けてみると、意外と“幅が広くても似合う”ことに気がつきました。
幅が広くても手に馴染む形を探して
そこで2回目のオンライン相談では、幅が広くても手が綺麗に見える形を3人で見つけることに。
サンプルリングをつくり手が着用し、ビデオ通話でお二人にもご確認いただきながら、さまざまな形をご提案しました。
そしてお二人が見つけたのは、S字カーブが特徴の《ヴィバーチェ》。
指の付け根にあわせたカーブが、幅広の指輪でも手元を綺麗にみせてくれます。
やっとみつけた二人のお気に入り
試着して気に入った《アニス》の彫りも、取り入れるかどうか悩まれましたね。
幅との兼ね合いを確認しならが、“アンティーク”が好きなお二人は《アニス》を彫ることに決めました。
彫り模様をくっきりとみせるため、1面はヘアラインというマット加工を施したところも、大切なこだわりです。
指輪の幅は、似合うと確信した、男性リング3.5㎜・女性リング3.0㎜でお仕立てすることに。
地金の色もイエローゴールドで揃えて、唯一無二の結婚指輪が完成しました。
彫り模様の《アニス》は、“本物”という花言葉をもつ“スターアニス”がモチーフになっています。
目に見えない永遠を、お二人の指輪が形となって確信させてくれました。
いつもの日を特別にする結婚指輪
1回目のオンライン相談から、ご納品までの約2ヶ月半。
指輪選びのお時間も、特別な思い出となっていたら嬉しいです。
今日のこの日も、お二人の手元に指輪があると思うと、幸せな気持ちで満たされます。
メンテナンスなど、いつでもご連絡くださいね。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
つくり手 平島