職人の手仕事のあたたかみの感じる
デザインがお好きだったお二人。
ithの指輪の中でも
特に惹かれたのが《槌目冬》でしたね。
金槌を使うので
力の入れ具合、金槌の角度によって
一つとして同じ槌目の風合いは出ません。
お二人はそんな槌目の特徴も
とっても気に入ってくださいました。
指を動かした時にキラッと光るその存在感が
自然光にかざした時に、表情を変えます。
アトリエで試着をする際にも
指元を動かしながら、多面の面白さを
喜んでくださっていたのを良く覚えています。
使い込むほどに、
リングの風合いを楽しみたいと男性は鏡面加工に。
「これから自分でつや消しぽく仕上げて行きます!」と、
嬉しそうにお話してくださいましたね。
女性の指輪には、
もともとつや消しもお好きだったことから
表面に"ヘアライン加工"をアレンジとして施しました。
指輪正面に留めたダイヤモンドは、
多面にも埋もれないようにと、"星の飾り"で1石。
女性の好き!をたくさん詰め込んだ
オリジナリティ感じらる結婚指輪となりましたね。
ご納品させていただいてから
少しお時間が経ちましたが、
お二人の指元に指輪が馴染んで来た頃でしょうか。
お二人と可愛らしいお子様と
今度はリングのメンテナンスでアトリエで
お会いできる日を、楽しみにしていますね。
末長くお幸せに!
つくり手 田中