2021.04.07 銀座

アンティークな婚約指輪と結婚指輪

Instagramで見た《槌目 秋》が気になり、

アトリエへご予約くださったお二人。

 

たくさんのサンプルリングを

ご試着いただきましたが、

最後はお二人がずっと気になっていた

槌目 秋》のマット加工を選ばれました。

 

槌目 秋》は槌目模様といって、

鑽を使い細かい凹凸をひとつひとつ

指輪の表面に施していくマット加工です。

お好きな《槌目 秋》を施す指輪の形は、

「丸い形の甲丸の指輪よりも

角がある平打ちの指輪の方が好き。」

 

「でも角が立ちすぎると、

すこしかっこよすぎるかな。」

 

そうお話ししてくださいましたね。

 

 

そこでお二人にご提案したのは、

丸い甲丸と四角い平打ち、

二つの良いところを組み合わせた

トレモロ》のデザインでした。

 

トレモロ》の"しのぎ"という形は、

甲丸の着け心地の良さと

平打ちのシャープな印象、

それぞれの長所を組み合わせた珍しい形。

 

そして表面加工には、

お好みの《槌目 秋》をアレンジで取り入れ、

落ち着いた雰囲気にもなりました。

 

 

指輪選びはじめの頃、

男性は「地金はプラチナが良い。」と

お選びいただいておりました。

 

ですが、地金も身に着けてみると、

「渋い感じが味がある。」と

ピンクゴールドでお仕立てをすることに。

 

 

女性は「婚約指輪と合わせたい。」と、

地金はイエローゴールドでのお仕立てです。

 

温かい黄色の色味にしたことで、

アンティークな雰囲気と

手に馴染むカジュアルさを楽します。

 

 

結婚指輪と合わせて選んだ婚約指輪は、

スペード》というデザインです。

 

中心のダイヤモンド

尖ったアームが支えるデザインで、

縁にはミルグレインという装飾を施し、

アンティークさを出しました。

 

また《スペード》に留められた

メレダイヤモンドを全てなくしたことで、

中心のダイヤモンドの存在感がより感じられ、

婚約指輪だからこその

“特別感”を大切にしたところもこだわりです。

 

 

指輪の形や表面加工など、

細かい部分までお二人で選んだことで

素敵な指輪が完成し、

私も大変嬉しく思います。

 

これから先も指輪と共に、

たくさんの思い出を刻んでいってくださいね。

 

お二人の末永い幸せを祈っています。



つくり手 髙野



Male:結婚指輪トレモロ》/K18PG(ピンクゴールド)

Femle:結婚指輪トレモロ》/K18YG(イエローゴールド)

Femle:婚約指輪スペード》/K18YG(イエローゴールド)

 

銀座アトリエ

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