「着けやすくシンプルかなと思っているけど、
つや消しも気になってます。」
ご試着の前にそうおっしゃっていたお二人。
完成した結婚指輪は、
まさに“シンプルな中になにか一つ”を、
大切にしたデザインになりました。
「角が立つ四角い形ではなく、
丸みのある形をベースにしたいな。」
様々な形を試着したからこそ
お二人で「これだね!」、
そう思える形に辿り着きましたね。
ベースに選んだ形は《アルページオ》。
丸い形に地金の縁どりが加わることで、
スッキリとまとまりある形になります。
そこにお二人は、
《アルページオ》の縁どり部分を
磨き上げられた鏡面仕上げではなく、
“ヘアライン”というつや消しで
お仕立てすることに。
はじめにおっしゃっていた、
“シンプルとつや消し”をアレンジとして
取り入れました。
「これくらいのつや消し加減が、
シンプルさもあっていいよね。」
つや消しを全面的に取り入れるのではなく、
縁どりとしてさりげなくあしらうアレンジに
“お二人らしさ”を感じます。
「とても気に入りました。」
完成した指輪をみて、
お二人がそうおっしゃってくれて
本当に嬉しかったです。
指輪を身に着けることで
変わっていく経年変化も、
これから楽しんでいかれてくださいね。
つくり手 / 平島